十人十色。家も人と同じように一軒一軒が異なる顔を持っています。家を取り巻く環境や社会性、風土、もちろんそこに暮らす人だって、それぞれが違うものだから。近年、生活のスタイルは多様化し、家族のあり方も変化してきています。家も例外ではありません。形式にとらわれない思い思いのライフスタイルが生まれてきている今だからこそ、家も同じように個性を持ち、住む人とともに成長したり時には休んだりしながら、年を重ねて行けるような空間が望まれはじめているのでしょう。

家・空間は、よく「器」に例えられますが、家族形態の変化や人の成長を包み込む「器」であるからこそ、ゆっくりとそして優しく形を変えて行けるようにあってほしいものです。「空間」とは形あるものによってのみ創られるのではなく、そこに人間のいとなみがあってこそ初めて形作られて行くものだと思います。

そんな空間をcasa gucca SPIRITは提案します。

TYPE-A：吹き抜けのある家＋家族の家

一般的な家族サイズのスタンダードプランです。家族の集まる広い空間から、各個室へと繋がって行きます。いつも家族が団欒する部屋が中心です。今の時代にありがちな、玄関から自分の部屋まで誰にも会わないようなプランではなく、いつも家族の場からスタートしそしてまたそこに戻ってくるといった、家族という単位を大切にしたプランです。居室を必要最小限に抑えることによって、家族の集まる部屋をより大きく取り、その中でみんながそれぞれお気に入りの場所を見つけて行くことでしょう。

TYPE-B：職人の家＋趣味の家＋SOHO

同じ屋根の下に住居とは違った性質を持たせたプラン。独立性の高い中庭を中心に左右に空間（室）を配置し、お互いがある程度の距離を保ちながら、hall・corridor で繋がっています。関係性を損なうことなく連続した明るい空間を感じることができ、庭を介しているのでお互いの気配は感じつつも、独立した空間として使うことができます。2階は主にプライベートな部屋となっており、中庭があることでどの部屋にも心地よい風が吹き抜けることでしょう。

TYPE-C：自由な家＋大開口のある家＋テラスのある家

敷地面積や周辺環境に恵まれている場合のプランです。外部に対して大きく取った開口部からは一日中太陽の明るい光が優しく差し込み、内部に居ながらにして、まるで外部にいるような感覚を与えてくれます。開口部に対して同じように大きく取られたテラスでは、お花見やお月見、またバーベキューなどを楽しむこともできます。家のどの場所にいても身近に四季の移り変わりや、雲や空といった自然を感じられるようになっています。また、環境によっては、1階2階を入れ替えたプランも楽しいものになるでしょう。

TYPE-D：地域密着型＋二世帯住居＋町屋

住んでる家を建て替えたいと思っている人にとって、とても柔軟なプランです。ここでは2世帯住宅として考えています。1階には土間を設け、そこに腰を降ろしての井戸端会議、昔よくあった縁側のような、暖かい日溜りの中で気心知れたお友達と過ごす時間は楽しいものとなるでしょう。また通りに面して設けることでご近所の顔見知りも増えることでしょう。1階は主に家族の集まる部屋と両親の部屋。2階は若夫婦とその子供たちの部屋が最小限のサイズであり、普段は家族みんなで1階で過ごすようになっています。いつも家族の顔を見ることができるファミリープランです。

1	始まり	店頭・電話またはメールにてお問い合わせください。
2	出会い	まずお互いを知るところからはじめます。
3	ご相談	新居に対するご要望や条件など伺います。（打ち合わせ回数1回）
4	現場調査	現場確認および法規制の調査をします。（測量の費用は別途）
5	マスタープラン	平面図を提案し、ご要望をもとに修正・変更を行います。（打ち合わせ回数3～4回）
6	プランの承認	最終プランとして、平面図・立面図を提案します。（打ち合わせ回数1回）
7	実施設計	打ち合わせを重ねながら、設計図書を作成します。（構造計画などの検討）
8	インテリアプラン	実施設計に伴い、インテリアの提案します。
9	見積依頼	指定工務店による競争見積。見積のチェック。（ご紹介の工務店でも可能です）
10	ご契約	選定された工務店と、工事契約を結びます。（お客様と工務店との直接契約）
11	申請業務	監督行政庁に対し、建築確認申請書を作成し、提出します。
12	着工	工程表に基づき責任をもって着工します。
13	現場管理	設計図書通りに工事が進められているかチェックします。
14	竣工・お引き渡し	工事の完了をご確認いただき、お住まいをお引き渡しします。
15	メンテナンス	保証期間内に生じた不具合は、責任を持って保証します。

若夫婦とお子さまのための、小さいけれど住みやすい開放的な住宅

狭小住宅ではありませんが、土地は広いとはいえないサイズ。そこに家族3人が暮らすための小さなお家の計画が始まりました。

住み手と造り手の共同作業による、建物と家具が調和された住宅

瀬戸内の風が吹く三角形の土地で、南面には田園が広がっているのんびりとした環境。大きなリビングとアイランドキッチン、この二つを柱に計画はスタートしました。

白い壁と木の色を活かした自然素材のシンプルモダンの家